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第35回・西播地区研究発表会
7月24日(日)・太子あすかホールで毎年恒例の
第35回西播地区研究発表会がありました。
毎年行われる西播地区の検査技師の交流の場でもあり、
垣根を超えた話を行える会でもあります。
当日は、検体採取の講習会と重なり、また、夏休み最初の日曜日
の影響もあり例年よりは少なく、160名強の参加者でありました。
市民講座では200名を超える市民・技師が参加されました。
当社からも44名が参加しました。
細菌室から1演題、病理室から1演題発表しました。細菌室は「過去10年における Salmonella enterica 血清型の動向」
過去10年間でSalmonella spp.の血清型のうちO9群が大幅に減少して
いることが分かりました。O9群はSE汚染の鶏卵由来のサルモネラ食中毒で
ある頻度が高く、近年「鶏卵のサルモネラ総合対策指針」(2005年)を
はじめとする様々な対策・措置が講じられてきたことにより減少したので
はないかと考えられています。
病理室は「当社における染色性の精度管理の取り組み」
ISO15189においては、染色性の精度管理は必須であり、今回、この基準を
満たす為、HE染色の取り組みを紹介しました。
ヘマトキシリンの検討をした後、エオジンの検討を行い各染色液の時間・染色液の
交換時期を発表しました。
当社・検査室は、学術発表に力を入れています。
他検査センター・各医師会センターと違い、様々な学会で技師が活動を
行っています。
当社の技師は、ひとつ上を目指しています。