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6月28日・回答
国試対策・病理・疾患
○×で答えてください。乳癌について答えて下さい。
1.乳癌から扁平上皮癌は発生しない。 ×
⇒0.1%位に純粋な扁平上皮癌が発生します。
多くは腺癌との共存です。
2.ERが95%であったらホルモン療法治療が
行われることが多い。 ○
⇒10%以上が陽性となり、ホルモン療法が
用いられることがある。
3.Ki67 indexが65%であった。予後が良い事が
予想される。 ×
⇒一般的に15%以上は予後が悪いとされている。
4.Her2の結果が0であった。トラスツズマブ(ハーセプチン)
の効果が期待できる。 ×
⇒結果が3であれば期待できる。2+であれば、Her2・FISH法
あるいはHer2・DISH法で確認検査が必要である。
5.乳癌は骨に転移はしない。 ×
⇒全身の骨、肺、肝臓、脳、鎖骨下リンパ節など
6.センチネルリンパ節転移の鑑別で免疫組織化学染色を
を実施。抗体はCD20を用いた ×
⇒上皮を染まる抗体を用いる。サイトケラチン(Cytokeratin)AE1/3や
E-cadherinなどを用いる。CD20はB細胞(リンパ球)